木造住宅の構造計算システム・販売                株式会社 デジタルデザインシステム

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ユ−ザ−のペ−ジ

木三郎3・4共通 Q&A


 システム概要について


Q1.3階建てまで対応していますか?

A.3階建てまで対応しています。

Q2.解析内容はどのような計算基準ができますか?
A.『木造軸組工法住宅の許容応力度設計』2008年版「発行 財団法人 日本住宅・木材技術センタ−」の準拠しています。

Q3.1階がRC造・S造の建物も解析できますか?
A.同一階でRC造・S造と木造の混構造(平面的な混構造)であれば、2階・3階の木造部分の解析が可能です。

Q4.どのような工法・構法の住宅が診断できますか?
A.在来軸組構法の住宅の構造解析ができます。

Q5.平面的な斜めの壁がある建物の解析はできますか?
A.平面的斜めの壁のある建物も構造計算ができます。

Q6.どのくらいの木造住宅の解析ができますか?
A.柱と柱間を1スパンとするとX・Y方向共50スパンまで配置できます。

Q7.構造図の出力はできますか?
A.DXF出力により、伏図・軸図・金物伏図が出力可能です。

Q8.構造計算概要書にどのように転送されるのですか?
A.木三郎3・4で計算を行い、印刷を実行後に計算結果ファイルを転送して下さい。項目毎にペ−ジを印刷し、計算結果も転送されます。

Q9.複合屋根入力について?
A.木三郎3・4では、グラフィック入力による屋根入力が、別に用意されています。切妻・寄棟などの複合屋根入力が画面を見ながら入力が出来ます。


 

入力(テキスト)について


Q1.一般事項入力で混構造建物の入力の仕方を教えてください?

A.例)1階RC造2・3階木造、建物規模 3階 建物構造 1階RCにチェックして下さい。

Q2.一般事項入力で 品確法等級の入力がありますが、等級設定すると計算結果はどこに反映さてますか?
A.例)耐震等級3で入力すると、標準せん断力係数Coに1.50倍して計算を行い、部材の断面検定においても、割り増しした地震力でチェックします。

Q3.「一般事項2」の屋根形状で勾配・軒出の入力があります。入力するのですか?
A.荷重計算時に、屋根面積・単位荷重にこれらを考慮した割増がかかります。軒出の単位は(メートル)です。軒出・勾配が大きいと荷重が大きくなります。

Q4.「一般事項2」入力で、風圧時の見付け面積を入力したのですが、計算結果の風見付面積がゼロになりますが?
A.画面表示では、87条が最初に表示されます。87条をマウスでクイックしてもらうと、46条表示に変わります。この状態で見付面積を入力して下さい。

Q5.「断面算定条件」入力で、接合部の計算方法について「軸力より計算」と「壁倍率より計算」の2種類があるが、2階建てでも軸力よりを選択しても良いですか
A.軸力より計算を選択した場合は、各階の梁伝達により、柱の軸力を計算します。接合部の計算においても、許容応力度設計により、耐力壁の耐力を計算し上階からの累計で、金物の選定を行います。壁倍率より計算を選択した場合は、2階建てまでの金物の選定はN値計算により行います。

Q6.床倍率の入力について
A.許容応力度計算では、水平構面の検討を行う場合に床倍率を入力を使用し計算します。

Q7.梁断面算定設定条件入力は、どのように梁の断面を決めていますか?
A.使用する梁幅のサイズを入力してください。梁せいはその梁が負担する荷重を考慮し自動で算定を行い梁せいを決定します。各階毎に梁のサイズ毎に分けたグル−ピングも自動で出力しますので、参考の上梁サイズを決定してください。

Q8.チェックリストについて教えてください?
A.現在は、日本住宅・木材技術センタ−発行の「木造軸組工法住宅の許容応力度設計2008年版」に記載されているフォ−マットをそのまま、テキスト入力出来るように構成されていますので、建物仕様により、対応できます。確認申請時にお付けください。

Q9.柱頭柱脚接合金物の入力について教えてください?
A.現在は、平成12建告1460号表3の仕様がセットされています。今回入力で接合部倍率と耐力の入力できるように変更しました。
30KN以上の金物も登録可能です。計算は算定方式と検定方式があります。算定は上階より壁の耐力の加算により金物を選定する算定方式。
検定は金物を直接配置入力により検定を行います。


 入力(配置)について


Q1.耐力壁の入力方法を教えてください?

A.ます、柱の配置を行ないます。耐力壁の配置は柱と柱の間に配置します。また、耐力壁は、壁倍率を選択し配置します。筋交いが同時箇所にある場合は、壁倍率の値は、壁面材と筋交いの合計した値をを入れて下さい。

Q2.耐力壁と壁の入力の違いを教えてください?
A.耐力壁は、壁の剛性を考慮します。壁量計算・偏心率の計算などに考慮されます。壁で配置した場合は、開口のある壁として、剛性評価はしません。ただし、大梁が付いた壁として認識します、2重に大梁配置をする必要はありません。

Q3.床荷重の配置入力の仕方を教えてください?
A.床荷重の配置入力は、階を選択し、床種類の〔床・屋根〕〔その他1〕〔その他2〕の項目があります。通常は〔床・屋根〕を選択します。〔その他1〕〔その他2〕に床荷重表を作成した場合は、〔その他1〕〔その他2〕を選択し配置してください。例)バルコニ−など

Q4.柱金物等の配置入力について?
A.柱金物は、平成12年建設省告示1460号に対応した接合部金物が登録されています。自動で算定をを行なう場合は、入力は入りません。耐力壁のせん断耐力に応じた金物を選定し、出力されます。その後で、金物を指定し、検定も行えます。





 

計算時のエラ−メッセ−ジについて


Q1.計算時の警告メッセ-ジ等は、出力されますか?

A.されます。「計算」ボタンを押して計算を行った場合、「警告メッセ−ジ」が画面に出力されます。また、警告メッセ−ジの出力も可能です。

Q2.「計算」時に”入力エラ−階〔1〕床荷重が配置されていません。のメッセ−ジが出る。
A.該当する階に「床荷重」の配置デ−タがない場合にでるメッセ−ジです。「床荷重」の配置入力が必要です。

Q3.「計算」時に、”入力エラ−床面積の値が不正です。”のメッセ−ジが出る。
A.該当する階に軸力が伝達できない箇所がある場合に、床面積の値が不正と出ます。もう一度配置入力の床の伝達を見てください。

Q4.「計算」時に、”入力エラ−最高高さの値が不正です。”のメッセ−ジが出る
A.「最高高さ」の入力(一般事項入力)が0の場合に出るメッセージです。地震力計算で必要です。地震力計算時(固有周期)に影響があります。

Q5.「計算」時に、”入力エラ−軒高さの値が不正です。”のメッセ−ジが出る。
A.「軒の高さ」の入力(一般事項入力)が0の場合に出るメッセージです。地震力計算時(固有周期)に影響があります。

Q6.「計算」時に、”入力エラ−階〔3〕階高の値が不正です。”のメッセ−ジが出る。
A.該当する階の「階高」の入力(一般事項入力)が0の場合に出るメッセージです。壁高さのチェック等に影響があります。

Q7.「計算」時に、”入力エラ−軒高と合計の高さが合いません。”のメッセ−ジが出る。
A.「軒高さ」と各階の「階高」+「1階床高さ」の合計が合わない場合に出るメッセージです。地震力計算時(固有周期)に影響があります。

Q8.「計算」時に、”計算エラ−階〔1〕〔Y2,X6〕上階からの軸力が伝達できません、部材を配置して下さい。”のメッセ−ジが出る。
A.上階から該当する柱に軸力伝達がされていません。梁、壁、床の根太方向を確認して、軸力伝達経路を確認してください。

Q9.「計算」時に、”ワーニング階〔3〕〔Y1,X1〕⇒〔Y1,X2〕の壁の両側が建物の外です。”のメッセ−ジが出る
A.建物が耐力壁、壁、いずれかの配置データで囲まれていない場合にメッセージが出ます。建物の外周は、必ずを耐力壁、壁いずれかで囲むように配置します。
外周を梁で囲むとこのメッセ−ジが出ます。

Q10.「計算」時に、”ワーニング階〔3〕長期軸力がゼロです。”のメッセ−ジが出る
A.該当する階の「階高」の入力(一般事項入力)が0の場合に出るメッセージです。また、数値が入っていても柱がない。合っても、耐力壁、壁、梁、床荷重が全てない場合に出ます。また、「荷重」(テキスト入力)表の荷重表の多くが0の場合も出る可能性があります。

Q11.「計算」時に、”計算エラ−階〔3〕水平構面の検定(地震時)でNGがあります。””計算エラ−階〔3〕水平構面の検定(風圧時)でNGがあります。”のメッセ−ジが出る
A.該当する階の配置の入力で床倍率を配置入力してください。

Q12.「計算」時に、”伝達エラ−階〔3〕に柱を配置して下さい。のメッセ−ジが出る。
A.荷重の拾いが梁伝達による場合に最初の梁より5次梁を超えた場合にでます。該当する6番目の梁の配置を削除して下さい。

計算内容に関して


Q1.計算内容で以前の「木三郎」はどんな計算をしていたのですか?

A.許容応力度設計が変わりました。以前は、鉛直構面において46条を基準に壁の存在壁量と必要壁量をチェrックし、その存在壁量より偏心率の計算を行い、金物の選択においても、長期軸力・水平時の軸力より浮き上がりを計算して、金物を選定しておりました。

Q2.計算内容で耐力壁の計算を教えてください?
A.今回の許容応力度計算では、46条はきほんで同じです。壁倍率について、筋交いの計算対応を考慮しました。筋交いの圧縮・引張を考慮するために、右加力・左加力を考慮し、計算を行います。計算結果も両加力の出力を行います。

Q3.計算内容で壁の剛性計算について?
A.今回の許容応力度計算において、短期許容せん断耐力より、剛性低減係数を掛けて計算を行います。また、面材壁ときずりなどに応じて、掛ける係数が変わります。

Q4.重心の計算について
A.、今回、地震時・風圧時において、重心の計算を行います。

Q5.剛心の計算について?
A.今回は、地震時・風圧時において、X方向・Y方向共に、左・右加力方向毎に剛心の計算を行います。

Q6.偏心率の計算について
A.今回は、地震時・風圧時において、X方向・Y方向共に、左・右加力方向毎に剛心の計算を行います。

Q7.ねじれ補正の計算は?
A.地震時・風圧時において、X方向・Y方向共に、左・右加力方向毎に計算を行います。ねじれ補正をする(下限1.0で補正)とすると、補正の通りが1.0以下の場合はすべて1.0として補正値にして計算します。ねじれ補正をする(補正どおり)の場合は、補正値の値そのままを使い計算します。

Q8.ねじれ補正と鉛直構面の検討の計算方法ついて
A.地震時・風圧時において、X方向・Y方向共に、左・右加力方向毎に計算を行います。各階・各通り毎に、ねじれ補正を掛けた負担地震力と許容せん断耐力と比較し判定を行います。

Q8.壁量充足率(4分割法)計算方法ついて
A.充足率の計算は、各方向、両端1/4部分それぞれについて、耐力壁の存在壁量と地震時に対する必要壁量を算出します。(仕様規定計算条件で選択)
この方法では、両端の充足率が1.0以上であること、壁率比が0.5以上であること。

Q9.水平構面の計算について
A.剛庄仮定にもとづき、水平構面加わる地震時せん断力と風圧力に対するせん断力を各階毎に、各X・Y方向の耐力線間の地震力・風圧力を求める。また、ねじれ補正で求めた補正係数を考慮した負担せん断力の値を使用する。床倍率より各X・Y方向の耐力線間の水平構面の許容せん断耐力を計算する。
判定は、各耐力線間の許容せん断耐力が各X・Y方向の耐力線間の地震力・風圧力より小さいことを確認する。

出力内容に関して

Q1.アンカ−ボルトの計算について計算出力ができない
A.配置入力の基礎梁を配置してください。計算・出力を行います。

Q2.梁の断面検定の出力を少なくしたい
A.テキスト入力の断面算定条件の入力で、『グル−プ内の代表デ−タのみ個別の梁検定結果出力』にチェックを入れると出力が少なくなります。

Q3.加力方向出力について
A.計算方法で仕様規定の計算と許容応力度設計の計算の2種類があります。
仕様規定の場合は、加力方向を無視した計算になります。加力方向未考慮時のみをチェックしてください。
許容応力度計算の場合は、両加力を計算しますので、加力方向未考慮時以外をチェックしてください。